こんにちは。看護部長の坂田と申します。日に日に秋が深まり、朝晩は寒さを感じるようになってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私たち看護部は、看護部目標として「クリスタル看護を提供する」「ウッディケア支援」「サニーケアラーニング」の3つを掲げています。この3つの目標には精神科看護師としての思いが込められています。今回は、「クリスタル看護を提供する」という目標についてお話させて頂きます。クリスタル看護とは私たちが造った言葉です。クリスタルガラスとは水晶のように透明で美しい輝きを持つガラス、ガラスより脆いとあります。人も同じように脆さと強さの両面があると思います。ちょっとした出来事や衝撃でこころが乱れたり痛みを感じたり、高齢者であれば皮膚の損傷や骨が折れたりとデリケートな面があります。しかし強みも持っています。患者さん一人ひとりのこころに寄り添い、想いに耳を傾けながら丁寧に優しく包み込む看護を提供する、強みを引き出すという意味が込められています。私自身も入院経験があります。家族の診察や入院に付き添うこともあります。当事者でも家族でもとにかく不安です、なかなか声をかけ思いを伝えることは出来ません。声をかけてきて、声をかけさせてと思うことがあります。病院に受診される方や入院される患者さん、ご家族の方さまざまな気持ちを私たち看護師が「そばにいる」「見守る」「支える」ことを心がけ、ここに受診して入院して良かったと思ってくださるような関わりを実践してまいります。感染症の流行が心配な時期になりました。体調にお気をつけて予防にお努めください。